今回は (有)弘栄 専務取締役 秦 明雄氏をお招きし 「倒産危機から一発逆転した想念」のテーマでご講和頂きました。
役員朝礼
握手の挨拶
笑顔でおはようございます。
今日の進行は宮舘幹事 夢かぎりなく斉唱
朝の挨拶:鈴木幹事
17ヶ条斉唱
会長挨拶:頼経会長
大田区でパチンコ店を経営しています。昔は父が製造業を30年程やっていた。
手形ではなく現金商売がしたいとパチンコ業を考えた。世間のパチンコのイメージは悪かったが自分はそんな風には思わなかった。
自分は在日韓国人三世です。
20年前に亀有に出店したが売り上げが思わしくなく売却することとなった。
父が改めて起業した時、自分は金融機関に就職し2年融資部門でいろんな企業の決算書を分析する中で企業経営がどの様なものか判るようになった。
父のリベンジの気持ちに賛同し、一緒に仕事をやろうと決心した。12年前の事。 支店長に事情を話して辞めようとした時、反対され、自分の父の事業を馬鹿にされ、余計に発奮して、やってやろうと決心した。
限られた原資の中での事業スタート。資金繰りは苦しかった。→絶対にいい店にしてやるとの思いでやっていた。その中で人材育成が重要であることに行き着いた。
社員教育に一生懸命になっているとなぜか辞めていく社員が増えてきた。
社員に聞くと「業績も上がっていないのに社員教育に一生懸命になっても意味がない。あなたの独り善がりだ。」と言われ相手の身になって考えていない自分に気付かされた。
繁盛している店に通い、何が違うのか必死に探し、経営に反映していった。
翌年、事業の失敗を覚悟した父に社長の交代を告げた。
その頃、妻と婚約していたが事業の建て直しのため、結婚の延期を伝えたら自分勝手だと叱られた。それから3ヵ月後近くの競合店が新規改装のため暫く閉店する事になり、お客がうちに流れてきた。そのお客様から「ここの店はいい雰囲気だね」とお褒めの言葉を頂き、今までのやり方は間違っていなかったと確信した。
それまでは競合の大手が来たらどうしようと心配ばかりしていたが、いま自分たちに出来る精一杯の事をやろうと考えを切り替えた。 結局その店はほかの事業の失敗から撤退してしまった。
今3歳の子供がいます。1歳の時に尿が逆流する病気と判り手術するべきがどうか悩んだが、治療法など色々調べて、手術を行い無事治った。
中学、高校時代は母より無遅刻、無欠席を強要されたことから自分を責める癖がついていた。
韓国人でもない日本人でもない―在日の中途半端さ、妻からは帰化してほしいとも言われた。
今は韓国人であることに誇りを持てるようになった。
想念:在日としてどうするべきか、倫理から学んだこと…万人幸福の栞の15条 信じれば成り、憂えれば崩れるが会社経営にも通じるものと感じた。
人の縁を大切にしなければいけないことも学んだ。
記念品贈呈
物腰はとてもしなやかですが一本芯が通っていると感じました。
誓いの言葉:織戸幹事
朝食:天地の恵みと、多くの人々の働きに感謝して、いただきます
今回は荻原事務長も渡邊専任幹事も居なかった為、進行に不手際が多くお見苦しい場面が多かったと反省しております。それぞれが役割を分担してスムースな会の運営を心がけるようにします。 本朝は19社21名でした 朝比奈