2009年7月5日日曜日

川崎区準倫理法人会第236回MS報告



6月26日 本日はやまびこ会(全国教育交流会)代表 中野 敏治氏に                  
 「子は宝」のテーマで講話をして頂きました。


1週間遅れとなりましたが朝比奈が報告いたします。



握手の挨拶

進行 中島 陽一 幹事

夢かぎりなく斉唱

朝の挨拶:朝比奈 直樹 副専任幹事

会長挨拶:頼経 健治会長 脳科学者 茂木健一郎先生は脳は快を求めているとの事。
十七ヶ条の苦難福門がその真髄といえる。全てを楽しいと受け止められる心を持てば本物。


講話:やまびこ会(全国教育交流会)代表 中野 敏治氏                                                                                                   
テーマ「子は宝」                                                                                                         
中学校の教員が本業ですが、やまびこ会の山田先生が病気で退任されてから後を託され現在に至っています。
自分が担任した、いじめで転校して来た女子生徒の話をします。
彼女は1年の途中から転校してきました。クラスの生徒には事前に話をし、全員でサポートするようにお願いしました。最初は普通に学校生活を送っていましたが2年になってから不登校になりました。家庭訪問をしても母親とだけしか会えず本人の気持ちが確かめられませんでした。
しかしクラスの仲間が交代でプリントを届けてくれていました。
時々生徒の母親が子供が作ったお菓子ですと差し入れてくれ、彼女なりに頑張っているんだなと感じた。
ある日、派手な服装で登校してきたが、無理せず普段の格好で来なさいと帰した。
その後、不登校は続き、修学旅行も参加できなかったが、クラスの仲間たちがお土産や寄せ書きを書いて彼女に届けていた。学校で誕生会をした時、窓を開け彼女の家の方向に向かって全員でお祝いの歌を歌った。
卒業の時期になっても登校できず、卒業練習も参加できなかった。
卒業式の日、クラスの友人が誘いに行ったが「後で行く」といわれた。
式は粛々と進んだが彼女は来ない。
クラスの何人かが迎えに行くと飛び出した。
終了間際になって彼女が会場に入ってきた。校長先生が「彼女のためにこれから卒業式をします」
と改めて卒業証書を授与した。
彼女は「先生のクラスで良かった。クラスの仲間と友達になれて良かった」と感謝の言葉を言い、出席していなくてもみんなと心で繋がっているんだなと感じた。
教育はルールではなく思いやり。人として向き合うことなんだと気付いた。                                                                                                 
やまびこ会HP:http://www29.atwiki.jp/yamabikokai/pages/23.html


記念品贈呈:庄村昌子 幹事

連絡事項:渡邊 二朗事務長 本朝の出席は33社34名でした

誓いの言葉:宮舘 眞副事務長

朝食 天地の恵みと… 


1 件のコメント:

  1. 横北の岩谷です。川崎区はいつも素晴らしい講師をお迎えしていますね。楽しく聞かせていただいています。

    今回の中野敏治様のお話は、登校拒否生徒と対応した先生の実態を聞かせていただき、勉強になりました。

    先生の忍耐が凄いと関心するとともに、生徒の心は簡単に開かないことも知りました。

    でも、最後は開いたみたいで良かったですが、その後、その生徒は普通の生活ができるようになったかが知りたかったです。

    ありがとうございました。    

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