2011年11月11日金曜日

倫理の実践と普及

 講師 : (社)倫理研究所 法人アドバイザー

小林 圭子 氏

プロフィール : 昭和6年生まれ

昭和38年 倫理入会

生涯局派遣講師8年

法人局スーパーバイザー4年

定年にて参事(法人アドバイザー)に至る


ある時、講師として訪問した際にひとつの出来事がありました。

ある会員(長男)から相談を受けました。

食品会社を家族で経営をしているが、とても家族が仲が悪く喧嘩が絶えないんですと・・・。

会社へ伺ってみると社長が父親、弟がいつも問題を起こすんだと・・・。

お話を聞くと兄貴は東京の大学へいって、結婚をして、戻ってきたら、専務就任。

その間苦労してこの会社を支えていたのは二男の僕なんだと・・・。

不具合があれば全て二男の責任だと父に責められた。

そんな争いの中、会社も廃業の淵にありました。

お話をうかがっていると、父、母、皆が各々私が悪かったと家族各々に詫び始めました。

その結果、家族間の心が溶け合い、心が一つになり、

今では中国へも進出し家族で力をあわせ家業に、精を出し増収増益だそうです。

たとえ長年、生活を共にしている家族ですら、

本音を語り合わなければ誤解が生じ、こじれる事もある。

また、万人幸福の栞92頁にある 

「ほんとうに、父を敬し、母を愛する、純情の子でなければ、

世に残るような大業を成し遂げる事はできない。いや世の常のことでも、

親を大切にせぬような子は、何1つ満足にできない。」 とあります。



☆改めて家族間のコミュニケーションの大切さ、

親への感謝のあり方を考える機会をいただきました。

また、小林さんは倫理歴49年、御歳80歳でいらしゃいます。

非常に切れのある振る舞い、お話に感動しました。

正に永年に亘る倫理の実践の積みかせねが、

醸し出す・・・オーラを感じましました。

貴重なお話をいただき有り難うございました。(松浦)

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